メギストテリウムには「最大の獣」と「骨を破壊するもの」の2つの意味がある。ヒエノドン科に属するこの生物の体重は450kgを超える。

メギストテリウムはハイエナの仲間だが、その大きさはどちらかというと現代のホッキョクグマに近い。

新生代の多くの肉食動物と同様、メギストテリウムは始新世に繁栄の絶頂を極めたが、やがてより新しい肉食動物たちにその地位を譲ることになった。

メギストテリウムは、ケナガマンモスを捕食していたと考えられている。メギストテリウムの化石と一緒にバラバラになったマンモスの骨が見つかっていることがその根拠である。